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Land for Next Generation.

伊藤大海のまちづくりな日々。

TM回想録その2 お誘い

タウンマネージャー(TM)の仕事を探し始めたとはいえ、そうそう募集がある業務でもありません。
情報が表に出てくるタイミングも遅かったりします。

なによりも、TMの仕事を探す難しさは「時期」にあります。

たいていの地域が募集に際して国の補助金などを活用します。
この補助金の採択のタイミングが5月とかだったりします。
それゆえ、募集そのものが4月を越してから始まったり、
あるいは年末に募集はするけれども、

「補助金が取れなかったら報酬は予定額の1/3しか払えません」

なんてにわかに信じられない条件が付いたりするのです。

個人で事業を営んでいる者にとっては4月以降の仕事が
4月になっても決まっていないということは

「1年間生活できない、家族を養えない」

ということです。そんなリスクは冒せません。
だから、たいていは前年秋ごろから年末までには4月以降のめどを立てます。
4月以降に募集されて、6月から月半分以上、なんて言われても応募できないのです。
そうすると応募できる人はかなり限られてきて、
アブラが乗った経験とアイデア、フットワークがある働き盛りの専門家は必然的にはじかれてしまうのです。

「採択されなければ1/3しか払いません」

というのも同様です。
一方的に片方がリスクを背負い込む、契約の考え方として成り立っていないのです。

前段が長くなりましたが、このような状況の中でTMの仕事を探すのは、
「確実性をいかに担保するか」
が重要になります。それはまたおいおい。

極めて限られたチャンスしかない中で、人のつながりから
おかげさまで私にもいくつかのお誘いをいただくようになりました。
その都度、地域のことを調べ、条件面を確認していきます。
地域に軸足をおいて仕事をするために、
「業務期間内の移住」を前提に考えていました。
なので、生活環境も重視しました。
その時点で断念せざるを得ない場面もありました。
実際に書類選考を通過し最終面接をうけた地域もあります。

抱えている長年関与している業務を整理してまで取り組もうというのですから、
妥協をしてはならないと思いました。
逆にこちらを面接する人たちの姿勢・意識・可能性や傾向をこちらも面接する気で臨んでいました。

まちを動かしていくうえではタウンマネージャー一人では何もできない分、
母体となる人々のありかたはとても重要なファクターなのです。

結果的に、TMの業務を探し始めてから竹田に出会うまでに、
4年ほどかかることになりました。

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