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Land for Next Generation.

伊藤大海のまちづくりな日々。

TM回想録その4 竹田市を訪れる その2

 

城下町を妻と4歳の息子と歩き回りました。

大人であれば2,3時間もあればくまなく歩き回れるのが城下町の範囲です。
そこに、瀧廉太郎が住んでいた家や田能村竹田の家、武家屋敷通りや隠れキリシタンの礼拝堂などの歴史的な資源があります。


それらをゆっくりと回り、歴史資料館にも立ち寄りました。
まちなかは昔ながらのマス目状の道路を残しており、古い物件がひしめき合っています。

「古き良き風情」と感じる部分と「たんなるボロ家」と感じる部分が混在しています。
お店も「おっ」と気になるものと、そうでないところ。
総じて見ると、あまりメンテナンスされていないものが多いと感じました。

まちなかの道路は印象的でした。
「歩きづらい、道路が怖い、子供の手を離せない」というのが率直な感想です。

狭い道路に歩行者スペースも不十分、そこを車がいい塩梅に飛ばしていくのです。
ちょうど、メインの骨格となる本町通りでは社会実験がおこなわれていて、歩道拡幅で歩きやすくする取り組みがされていました。
これはとても効果的だと思いました。
まちに人を呼ぶためにはこの道路問題は喫緊に対応すべき課題だと感じました。
生命が脅かされない安全で安心であると感じられることは、
人が選択する際の一番最初の入口の条件だからです。

また、まちなかで困ったことといえば子どもたちの居場所がないということでした。
息子が「公園にいきたい」というので地図を広げてみると、
その時にいた図書館付近から、城下町のちょうど反対側に「竹田荘公園」というところがあるようでした。
この道路を、4歳の子供の手をひいてそこまで歩いて行くのはちょっと…。

実際は図書館に近接した岡神社にも遊具はあります。
ただちょっと高台にあるここは人目につかなく、手入れも不安があったり車が乗り入れてきて駐車したりするのです。

まちの中には託児所や学校もなく、子供の声が響いていません。

コンパクトで趣があり、ゆったりとした時の流れを感じるまちの中ですが、
住むうえでの安心感や魅力、子育て環境が城下町にあるか、
という点では疑問が残りました。

仕事では北から南まで、それなりの地域を訪れてまちをみてきましたが、
竹田市城下町の「活性化」の課題も見えてきたように感じました。

ただ、そのような問題意識を持ったとしても、

「このまちはもっともっと光ることができるポテンシャルがある」

と思えるのが竹田市の城下町でした。

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