昨年9月から秋田県の由利本荘商工会で
5回シリーズで取り組んできたPanda研究会が
1月に修了。
画像は、修了証を授与し、最後の記念撮影。
Panda研究会は、小さなお店でも、楽しく商売することを
基本に、いかにお客様をしっかりを魅了していくかを、
座学ではなく実践していくもの。
それだけに、研修会に参加する資格も必要だし、取り組みには
実行力が試される。そして、事務局体制がしっかりしていないと
うまくは行かない。
商売は、人生そのものである。
商売とは、人づくりである。
商売は、人を豊かにする。
商売は、自分を豊かにする。
しかし、その(そこに住んでいる)人だけが、それを知り、変えられる。
そういう考えかたがベース。
成果はあった。
由利本荘は、大型店にこれでもか、と包囲されている。
研修が始まった頃、あるお店の月売上げ昨対比は、
競合店が一年で3倍に増えたこともあり、6割まで落ち込んでいた。
終了時には、95%まで回復した。
当初は社内で一笑に付されていたPandaの考えかたも、
実践することで実績をしっかりとだした。
競合店が三倍になっているのに、である。
他の業種でも昨対100%を超えて右肩あがりの参加店もある。
しかし、最終回の個別面談ですべての参加者が口にした。
これが重要なのである。
考えかた、気づき、やる気が得られた、と。
Pandaの考えかたは、「常に拡大を目指すべき」を合理的としない。
その人がその商売を持っていかに人や社会を豊かにしていくことに
楽しみと生きがいを見つけるか。つまり、自分の人生を豊かに
できるか。そのために、儲けることが必要なのであって、
何でもかんでも大きくすれば良い、数字を上げれば良いということは
決して考えない。
アンケートの回答も、なかなか好評だった。
いえいえ、私から教えたことなんてありません。
皆さんご自分で気づいてくれたのです。
これからも、彼らが助け合って楽しい商売を続けてくれれば良いなあ。
自分は商工会地域の仕事が好きだ。
これからも、Panda研究会を持って、いろいろな地域でやっていきたい。