++ 画像・文章の無断転用、転載、加工等はお断りしております++
☆また、商品販売や販売促進を目的としたサイトが当ブログの記事を無断でリンクし、
記事内の情報をそれら目的に用いることを禁じます。☆

« だまされない消費者になる。退去時のこと。 | メイン | 医者の不養生!? »

だまされない消費者になる 朝日新聞勧誘員がやってきた

引っ越して、すぐ、やはりやってきた。
新聞の勧誘員。
別に、勧誘員が来るのが悪いとは思っていないのだが、
色々なケースを知っているだけに、一定の緊張感がある。

で、やってきたのが朝日新聞の勧誘員。
日本語が達者な外国人の人だった。

日曜日の18時くらい、まだたまっている荷物を片付けている
真っ最中だった。

あらかじめ書いておくと、 特段自分は朝日新聞が嫌いなわけじゃなかった。

+++

ピンポーン。と呼び鈴が鳴る。

自分「どちらさまですか」
勧誘員「近所のものです。引っ越しのごあいさつに来ました」
自分「はい、どなたさまですか」
勧誘員「近所のものです」
自分「ええ、どちらさまですか」
勧誘員「引っ越しのごあいさつに伺いました」

自分「だからどちら様な・ん・で・す・か!(怒)」

勧誘員「坂の下の朝日新聞と日経新聞を配っているところです」

ほ~ら、やっぱり勧誘じゃんか。

自分「自分は以前、読売に関係していたので、読売にしますから」

すると

勧誘員「読売もウチで配ってます」

「んなわけあるか、コノヤロウ」
と思って、思わずドアを開けてしまった。
しまった、術中にハマった。
まずはドアを開けさせるために、どんなことでも言うのだ。

すぐさま、勧誘員は

「日経にいらっしゃったんですか」

と言った。
これは、自分が
「読売もウチで配っている」
と嘘をついたことを帳消しにするために、

「読売と日経を聞き間違えた」

という虚偽の事実を作るための芝居だろう。

そして

勧誘員「お引っ越しおめでとうございます

といって、ドアの隙間に体を押し込んでくる。

これも、勧誘員の手法だ。
かんたんにドアを閉めさせないために、足をドアのすき間に差し込んだり、
体を入れてくるのだ。

勧誘員は、朝日新聞のロゴを親指で隠しながら、名刺を渡してくる。
とりあえず、証拠品として回収。

自分「今、取り込んでいるから帰ってください」
勧誘員「そんなことを言わずに、朝日新聞、いかがですか、まずは短期間で
いいから」
自分「だから読売にするんです」
勧誘員「読売新聞には学生時代に関係していたんですか?」

なんだよ、ちゃんと読売と関係があったってことを認識してるじゃないか
(さっきの「日経にいらっしゃったんですか」を嘘と認めてるじゃん)

自分「いま、忙しいんです」
勧誘員「今、キャンペーンやっていて、しばらく無料で入れさせていただくので、
    精一杯がんばりますから」
まずは特典をエサに探ってきたようだ。
勧誘員はこちらの都合を無視して何とか自分のペースに持っていこうとしている。

自分「いえ、いりません。」
勧誘員「お願いしますよ」

自分「これ以上いたら、不法侵入になります。お帰りはあちらです」

勧誘員「そんなこといわずに。読売新聞は今もお勤めですか」

目先を変えるつもりらしい。

自分「不法侵入で電話しますよ」
(後ろを向いて電話機を取りにいく)
※本気で電話する気だった

勧誘員「そんな、電話するとか言わないでください。まずはお試しで無料で
     入れさせてください、お願いします」

自分「帰ってください」

勧誘員「そんな、こちらも色々と…」

泣き落とし系を試し始めたようだ。

自分「大変ですね。名刺はもらっときますから帰ってください。」

勧誘員「ダメですか?おねがいしま…」

日本人は概して”押し”に弱い。だから、しつこく押してくるのだ。

自分「帰ってください(怒)」 
(といって体を外に押し出す)

※実際、こっちは連日の引っ越し作業でえらく疲れている上に忙しいのだ。

勧誘員「お願いしますよ。また来ます」

+++

断言できます。

この新聞は、まず購読しないでしょう。

おそらく、一生。

たった10分で、見事に生涯顧客を失ったわけです。

☆損害額の試算☆

月々、朝刊のみで3600円とする。

私があと40年生きるとする。

40年×12ヶ月×3600円=1,728,000円

+クチコミ。

+++

後日、私がいないときに来たときのことを考え、
家内には

・ドアを絶対開けないこと
・相手が例え「ご主人に良いといわれた」「お渡ししたいものがある」
といっても、自分は何も許可してないし、絶対あけないこと

を伝えておいた。

+++

やっぱり、売り手と買い手の信義関係だと思うんですよ。
売ることばかり考えず、信義関係をいかに作れるか。
相手に合わせて、そのためにすべき姿勢と、提案はいかなるものか。

営業は、やっぱりそこが一番大事だと思います。

 

About

2007年12月19日 02:41に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「だまされない消費者になる。退去時のこと。」です。

次の投稿は「医者の不養生!?」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。