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由利本荘市のやりがい商売研究会

いつも御邪魔している秋田県の由利本荘市で、
今年は正式なPanda研究会ではなく、2回シリーズの
「やりがい商売研究会」を1月と2月に開催した。
とはいえ、手法はP研とあまり変わらず、参加者を絞り、
グループワークや店舗を実際に見てみることを取り入れた。
特に、由利本荘でのP研1期生の小さな店舗を2店ほど
(パッチワークのドリームテテさん、婦人服のブティックマリさん)
視察したのだが、そこでイキイキと経営を楽しんでいる
経営者の姿やお店の工夫には、受講生もだいぶ刺激を受けたようだ。

第二回目の取り組みは商工会の指導員さんや自分も車座に加わって、
受講生が持ってきたチラシやDMなどにワイワイガヤガヤと意見を
出し合い、御互いにさまざまな気づきを得ながらなかなか盛り上がった。
愚痴はご法度の研究会において、受講生はここぞとばかり
自分たちの商売に対する思いを語る。悩みを語る。
中には、涙ぐんで「ここへ参加してよかった」と言って下さる方もいた。

どの受講生も、前向きで、真剣で、素直だ。

その思いをたゆまず
丁寧に表現し伝えることができれば、きっと、結果はついてくるはず。

後日送られてきた研修評価のアンケート結果では、なかなかの
好評を得ることができたようだ。おかげさまで自分も、やりがいを感じる。

自分の仕事は、相手の人生に触れることであると思う。
自分の父親の商売もかつて清算寸前まで行き、家庭崩壊の危機にあった。
商売のありようは、最終的には商売人本人しだいなのだが、それを応援する
立場の自分が人ごとで接すれば、孤独な彼らはますます孤独になり、大好き
な商売をあきらめざるを得なくなっていく。

「社会にとって存在意義のない人間がいないように、地域にとって
存在意義のないお店はないんですよ」
「それを、探すための踏み出す勇気を持ちましょう」
「みなさんの大好きな商売は、きっと社会の役に立つんです」

わが父の商売は、やり方を変えたとたんに嘘のように業績が回復した。
だからこそ、いえるのだが。

いずれにせよ、これは一過性のことではない。
習慣としてずっと続けていくこと。これが大切。
だからこそ自分の使命も存在するのだが。

ちなみに、今回の参加者である化粧品店を営むパワフルな女性が研究会を
ブログに書いてくださった。
私生活・趣味・仕事と、色々と人間味ある言葉でつづられている秀逸な
ブログなので、是非ご覧ください。
店長祥子のネタ帳

 

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2008年04月01日 01:05に投稿されたエントリーのページです。

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