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さくらソングはもう辟易した

ここ10年この時期になると、「さくらソング」なる、
桜の花を歌詞におりこんだ歌が続々と出てくる。

日本人にとって、桜は昔から馴染み深い花だったし、
春の訪れを告げる花として、美しい花として愛されてきた。
そして、それは喜びの花だけではなく、別れを象徴する
ものとしても、ある程度の共通認識があると思う。
だから、桜がモチーフとして取り上げられるものには、
特別な感情がわきやすくなるものだ。

さて、「さくらソング」。
サビの部分でひねりなくダイレクトに「♪さーくーらー」
などと歌うようなものもあるし、「さくら」を連呼しているような
ものなどいろいろある。

自分は、それらの歌に、桜をモチーフにしてしていなくても
評価される歌がどれだけあるのだろう、と疑問を持つ。
桜のイメージだけに支えられていて、楽曲・歌唱力としては
何の深みもないペラペラ感を感じてしまうのだ。
つまり、「情につけこんでいる(そのようなマーケティングに
乗っかっている)だけじゃないか」と。
そんなに実力ある歌なら、夏に発売される桜をモチーフに
した歌があってもいいだろう。

もちろん、桜のイメージを上手に取り込み、作品として
魅力があるような楽曲もあるのだと思う。
福山雅治の「桜坂」は自分も大好きな歌だ。

まあ、いずれにせよ、単にイメージに頼って実力を
伴わないようなものがもっともらしく売り出されるこの時期、
なんだかさめた気持ちになってしまうのである。
なんでもそのとき売れればいいというものではない。

 

 

 

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2009年03月01日 01:28に投稿されたエントリーのページです。

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