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どうなってしまうのだろうか

石巻市が、中心市街地活性化基本計画の認定申請を保留した。
その理由は、政府の地方分権を検討する委員会の提言に、
基本計画の政府認定を廃止する旨、織り込まれたからだ。

これが廃止されると、以前のように交付金といった形で
地方自治体にお金が流れることが予想され、
「自分たちでしっかりやってください」
ということになると思われる。

現在の中活基本計画認定は、限られた資源を意欲ある
地域に対して集中的に投下するために、基本計画の
内閣府の審査を経てからの認定という形がとられた。

それは、以前の中活の取り組みが芳しいとはいえなかったからだ。
広大な中活エリアを設定したり、成果が上がると思えない総花的な
事業の網羅などは珍しい例ではなかった。
現状の制度がまったくいいとは思わないが、計画を当事者以外が
精査・審査、確認し、取り組みを支援していく方法は自分としては
悪くない形だと思っている。
地方にお金を渡して「自由にやってください」といっても、
地方は地方でノウハウなども限られているのだ。

現状の制度の下でも、各地の中活は苦戦している。
地方分権の流れは非常に重要だが、
現状制度をまず廃止するのではなく見直すことを通して、
成功事例を作っていくことがいいのではないだろうか。

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2009年10月08日 19:03に投稿されたエントリーのページです。

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