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希望を語る政治のすがた

返済猶予法の採決をめぐって、自民党と公明党が議会を退席した。 自民党も公明党も、 なんで自分たちが政権を追い出されたのか、いまだにわかっていないと感じる。 こんなに閉塞し、 希望のない将来を国民のだれしもが抱えている今、国民が望むのは何かにつけ足を引っ張ろうとする自民党ではない。こんなことをしている限り、 自民党の復活はない。 動画サイトYouTubeで、 民主党の山本たかし議員の2006年5月22日の参議院での質問を見た。 がん患者を救済する法案、自殺者を減らすための法案、つまり救える命を救おうとする法律を実現するために、 末期である自身のがんを告白しつつおこなった質問だった。 そして、これらの人々を救う法律はのちに成立した。 山本たかし議員は、 2007年12月22日に逝去された。 参議院で弔辞を述べたのは、かつて厚生労働大臣として山本議員と論戦し、 法律を話し合った与党だった自民党の尾辻議員だ。 尾辻議員は涙にむせびながら、 15分以上にわたって命を削って国民の命を守るための政治家としての道を全うした山本議員をたたえ、そして、 自分の言葉でメッセージを残した。自分の言葉で語ることの大切さを、山本議員が教えてくれた、とも話している。 民主党と自民党という垣根はあっても、彼らには人としての友情を感じずにはいられず、それぞれの良心を見た気がする。 それだけに、 まだ低い党利ばかりを考えたような次元での足の引っ張り合いをしようとしている野党や、 何でもかんでも悪としているようなパフォーマンスをする与党の姿には本当に落胆せざるを得ない。命を削って法案の成立を訴えた山本議員の姿。 http://www.youtube.com/watch?v=skLUObSLNHA&feature=related 山本議員の弔辞を語った尾辻議員の言葉を聞いてほしい。そして、国会というものが党利のまえに、 この希望を失ってしまった国に、また希望をもたらすような議員たちの姿が見られる場になってほしい。 前半 http://www.youtube.com/watch?v=SCbhuhos0xA&feature=related 後半 http://www.youtube.com/watch?v=Xg3dANg_RfM&NR=1

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2009年11月20日 20:20に投稿されたエントリーのページです。

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