まちづくりとは、可視化で始まる まちあそびでの可視化

道路でまちづくり会議

まちづくりとは、可視化で始まる まちあそびでの可視化

道路でまちづくり会議
越ヶ谷宿まちあそびに合わせて道路でリノベ会議

私が監修やセミナー講師などあれこれと携わっている
4/17(日)の旧日光街道まちあそびが
まちづくり越谷をはじめとした関係者・出店者のご尽力、
ご来場いただいたみなさんの楽しそうな参加により
盛況のうちに終わりました。

そして副業支援のコアキナイ塾リノベゼミ・マルシェゼミ双方の
実践の場の仕掛けもまた、

まちがいなく意味があった

盛況ぶりでした。

単に目先のイベントとしてではありません。

第一に、塾生の今後につながる学びとつながり
第二に、多くの人の来客・プレイヤー候補の発掘
第三に、まちで遊べること、越ケ谷宿の風景をそれはもう、多くの人に知ってもらえたこと
第四に…

色々とありすぎて書ききれません。

そして、ストリートマネジメントに欠かせない
『妄想会議』もやりました。

今回は、リノベゼミを担当されている
スタジオメガネの建築家・横溝惇さんのリードで
普段は車がビュンビュン走って子供を歩かせられない
越ヶ谷宿・ 旧日光街道のど真ん中で
とある空き物件利活用をテーマとした妄想会議を
ゼミ生と一般参加者を交えて実施。

リノベ会議
道路の上で、可視化する

まちづくりなどの会議を限られた人たちだけで密室でやる時代じゃありません。

いかに巻き込み、つなげ、化学反応を起こし、つくっていくか。
持続的なまちづくりに必要な仕組みと仕掛けです。

そして、その入り口にあるのは「可視化」です。
これはストリートマネジメントでは重要で基本的な考えかたと言えます。

可視化は、さまざまな「まちづくりの課題」の解決につながる
糸口だと言っても過言ではありません。
それゆえ私は、妄想会議にあたってはいかに可視化しながら実行するか、
を常に意識してもらっています。

マルシェゼミの越谷の藍を統一イメージとし、
親子連れに優しい出店者を集めた素晴らしいマルシェも
「可視化」の一つ。机上論ではありません。

コアキナイ文化祭
開始直前の静かな会場入り口

まちあそびマルシェ

駐車場も貴重な会場化

コアキナイ文化祭ゾーンのとなりは
くつろぐゾーン

越ヶ谷宿を代表する人気リノベーション施設
はかり屋」「糀屋
関連のみなさんが素敵なゾーンに仕立て上げてくれました。
これもまた、価値とセンスと提案の可視化。

くつろぐゾーン、はかりやの前も人だかり

今回、この「越ヶ谷宿まちあそび」のコンセプトを
立ち上げたとき、既存のお店や施設も無理のない範囲で
「楽しい日常」への呼びかけをしました。
それがさすが、ここまで素敵ゾーンに仕上がる!
素敵なお店を仕掛けられるみなさんはやはり可視化力が高い。

くつろぐゾーンの向こうは「あそぶゾーン」

ここは、自由に遊んでもらう+地元店舗による実演ゾーン。
越谷の作家、ささきさとみさんがチョークで道路に
絵を描いていくのにみんな参加してね!
…たちまち、ささきさんがどこにいるかわからないほどに!
これも、立派な可視化です。
ワクワクや楽しみ、そこにある笑顔…

旧日光街道でお絵描き
地元老舗せんべい店主によるポン菓子の実演

まちづくりは「可視化」です。
可視化されなくては始まりません。

既存店舗も積極的な呼び込み

それはまた、既存店舗に対しても「店の存在の可視化」だけではなく、
「潜在客の可視化」につながります。
今回、まちあそびでは界隈の店舗にそれなりの波及があったものと考えています。

とはいえ、
私は単に非日常のイベントをして瞬間風速で良い、
というつもりは毛頭ありません。
むしろそれとは対極的な考え方をしています。

「特別ではなく、ふだんがおもしろい」

という今回の越ヶ谷宿まちあそびのサブテーマのように、
これをきっかけに日常文化にしていく視点と動き、
それが「可視化」と同様に肝だと考えています。

 

 

伊藤大海 1976.2生まれ 東京都日野市在住。 愛知県半田市中心市街地活性化市長特任顧問。 まちづくりコンサルタント。 経済産業大臣登録中小企業診断士。 地域の資源に目を向けた活性化プロジェクトや活性化エンジン組成、事業構想支援など。
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