ここの所も中心市街地活性化関連の相談対応に行脚しています。
山形、長野、千葉、青森、宮城の地域内を回っていました。
私にも3年ほどオフィスに籠っていたサラリーマン時代もあり、
その経験は役に立っていますが、
それでも今のあちらこちらに飛び回る仕事が自分に向いていると
感じています。
最近、中心市街地活性化基本計画検討にかかる相談をいくつか受けています。
2006年の現行の中活法等改正以降に求められるものが
明らかに変わってきていると感じています。
端的に言えば、「ハコモノからソフトの充実へ」です。
現行の中活も決してハコモノ奨励の動きではなかったはずなのですが、
それでも計画認定にはいわゆる建設が伴う投資案件(ハード)の案件が
重視され、必要条件的に取り扱われてきました。
結果的には、運用で活かしきれないハコモノとハード事業が
全国的に一巡した感があります。
行政等が先行してきた地域はつくりたいハコモノはあらかたつくり、
「次に計画に記載するタマがない」状況です。
何よりもハードができてどれほど活性化したか、
という点で厳しい現状があるでしょう。
ハードそのものは作っても自ずから動いて活動するわけではなく、
何らかの目標を動かしていくための器、環境でしかありませんが、
たいていはその動かしていくソフトが伴っていないのです。
新たな中活計画検討においては物事を動かしていく、
動いていくというソフトの充実がカギになってくると感じています。
ハードと相乗効果を上げるソフト、というだけではなく、
まちなかで活動している事業者や団体、グループの取り組みや
営みといった、具体的な動き。
そういったソフトを拾い集めたり、新たに立ち上げていけるかは
たいていの地域で進め方に苦労しているようです。
その理由も、おおよそ想像がつくところです。
その場合は、取り組み方に無理がある場合も多々あり、
内部で悩んでもおそらく解決しないことが多いのではないでしょうか。
私も引き続き、そのような悩める関係者のサポートでお役に立てそうだ、
と感じている昨今です。