今朝の新聞でも報道されましたが、半田市の中心市街地活性化推進方針が公表されました。
半年間かけて準備してきた中心市街地活性化の取り組みに向けた方針です。
このスピード感での公表の実現は、いろいろとご協力ご理解いただいた事業者や市民の皆様、関係機関の皆様、
そして叱咤激励くださる市議会の皆様のおかげというほかありません。
またリーダーシップをもって中心市街地活性化の号令をかけた久世市長、
庁内での新たな仕組み作りやワーキングに人を出してくれることをいとわなかった市の管理職と、
従来業務を背負いながらも新たな取り組みに身を粉にして関わってくれている職員の熱意でもあり、感謝ばかりです。
昨日も庁内会議の中で、子育てに関わる部署から
「公園にカフェを作るとしたら、親子が来られるカフェにしては」
という前向きな提案発言があるなど、
「ここで半田をより良くしていく転機を逃さないようにしたい」
「まちなかをより市民、事業者が来たいと思い、誇れるようにしたい」
そんな気持ちをヒシヒシ感じます。
ダメな理由さがしではなく、できる方法探し。
そんな会議になっていることがありがたい。
さて、中心市街地活性化推進方針ですが、これはあくまで方針であり、仮説です。
真に行いたいのは、
「市民、事業者とともに描き、動き、つくっていく中心市街地」
そして
「知多半島にすむなら半田!」
と言われる住んでいる人が”豊かな日常”を過ごせるまちづくり。
その為に、協議会を立ち上げ、
勉強会をしていき、大切にしたいもの、創造したいもの、
「半田まちなか暮らしの豊かさ」をみんなで定義し共有する。
アリバイ作りではない形づくりにつながるワークショップを行い、
描いていきながら、主体的な活動を応援したり、生み出していく。
などなど…
これまで、半田市では中心市街地活性化に様々な取り組みがあり、
そして、関係者の皆さんの努力の上でもうまくいっていないこと、
困難であったこともあったと思います。
同じ轍を踏まぬよう、
「場、環境、そして人」づくりを軸に据えて進めていきます。
かつて、長岡藩の小林虎三郎は、
荒廃した長岡藩の立て直しの際、
隣藩から援助された米を武士たちに配らず、お金に換えて学校を作りました。
「国づくりは人づくり」その学校からは様々な人材が輩出されました。
同じ米百俵が、その場で消費されるだけか、将来を作るものとなるかは大きな違いです。
そして、私も20年以上、まちづくりに関わってきて実感しているのは
「まちづくりは人づくり」
ということ。
このまちづくりは、人任せ、行政依存、陳情・請願型、ではありません。
自らが「○○したい!」という動機を見つけたり持ったりしながら、
それをかなえられるまちをつくっていく、協働作業です。
いよいよ、はじまります。
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