コミュニケーション

コミュニケーション

一昨日は石巻市でのビジョンづくりセミナー・ワークショップの支援に行ってきました。
行政がまちづくり会社に委託している事業です。
私の役割はワークショップ部分の全体ファシリテーションと、
発想と場をほぐしてより大きく多様なアイデアを出せるような場づくりです。

今回は6月に続き2回目のワークショップでしたが、
まちづくり会社の苅谷さんをはじめとし、御手伝いしてくれた
東北大学、石巻専修大学の学生、山形市七日町商店街の下田さんとも
事前にミーティングで目線と目的の共有などをしっかり行い、
結果的にとても快活な雰囲気でのワークショップ運営につながりました。

私の口癖、ポリシーに
「たいていの問題はコミュニケーションで解決する」
というものがあります。

逆に言えば、
「コミュニケーションが欠ければ問題が起きる」
と考えていることになります。

ここでいうコミュニケーションとは、
一方的な力の押し付けではなく、
双方向的な尊重と多様性への理解への努力、
そして、気づかいをしつつも、
良い結果、関係を思ったうえでの
伝えるべきことを伝える相手への誠、
が伴うものです。

忙しい時、繁忙的な時、後戻りできない時こそ、
コミュニケーションを端折るのではなく、
とるべきと考えています。
コミュニケーションは共通の言葉の定義や解釈、
イメージの創造ができるものです。
それをしなければ、不安感と不信感が育ってしまう。
手戻りなどかえって非効率が発生し、
仕上がりの質に関わってくるなど、
良いモノコトの形づくり、信頼関係作りにつながりません。
なによりも、お互いがやりづらさを感じることになるでしょう。

私がまちづくりの現場でミーティングやフィールドワーク、
インタビューやワークショップを重視し、
縦割りにならないように腐心するのは
それがコミュニケーションの方法だから、なのです。

日本のまちづくりの現場では、
「アリバイ作り」のインタビューやワークショップが
普通になっている状況が残念でなりません。

伊藤大海 1976.2生まれ 東京都日野市在住。 愛知県半田市中心市街地活性化市長特任顧問。 まちづくりコンサルタント。 経済産業大臣登録中小企業診断士。 地域の資源に目を向けた活性化プロジェクトや活性化エンジン組成、事業構想支援など。
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